◆環境負荷低減を考慮した「グリーン庁舎」
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新庁舎は、建設・運用から廃棄に至るまでのライフサイクルを通じて省エネルギー・省資源・長寿命化・建設副産物の抑制・エコマテリアルの使用等を積極的に取り入れるなど総合的な対策を講じた環境配慮型官庁施設「グリーン庁舎」として整備します。新庁舎は、グリーン庁舎計画の積極的展開例として、下記の項目を行っています。
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周辺環境への配慮(屋上緑化等の熱負荷の低減)
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負荷の抑制(複層Low-Eガラスの採用等)
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自然エネルギー利用(太陽光発電、昼光連動照明等)
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資源の有効利用(雨水・排水再利用、水蓄熱等)
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長寿命化(耐久性に優れた材料・工法の活用)
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エコマテリアルの利用(低環境負荷材料の採用等)
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適正使用・適正処理(ノンフロン化、廃棄物の削減等)
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◆耐震安全性を備えた防災拠点 |
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本施設は、災害発生時等の非常時においても災害応急活動に必要な拠点として通信設備や電源設備のバックアップ機能を整備します。
建物自体の耐震安全性も、大地震動後にも構造体の補修をすることなく使用でき、人命の安全性確保に加えて十分な機能確保が図られることを目標としています。地上部の柱を火災にも強いCFT柱(コンクリート充填鋼管柱)とした鉄骨造で、オイルダンパー、鋼材ダンパーを設置したハイブリッド制振構造としており、通信塔を含む全体架構を立体解析モデルに置換し、3次元立体弾塑性解析を行い応力解析を行っています。また、建築完成時には、設置した加速度計や層間変位センサーを用いて大地震時における建物への地震入力や歪みを計測しダンパー等への影響を診断します。
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◆高度情報化に対応した庁舎
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近年のインターネット普及をはじめとしたIT(情報通信技術)の急速な進展に伴い、行政情報の提供、施設情報管理システムの構築、情報通信技術を活用した防犯性能の向上などについて、情報通信技術を最大に活用し、効果的、効率的に行政サービスを提供できる施設を目指します。また21世紀の先導的な庁舎実現のための情報化の5つのコンセプトを掲げています。
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